「とてもよい」と思える何かや、「大切だ」と感じる何かであっても、それが不安や怖れにによる思い込みに執着している場合は、苦しみの原因になります。
「これを手放したら〜」という執着の原因は、思い込みによる怖れや不安です。
実際にこれまで手放してきた執着を思い返してみればよく分かるはずです。
手放したからといって、不幸になるわけでも、苦しむわけでもありません。なぜならそれは、自分の思い込みでしかないからです。本当に苦しいのは怖れや不安をもとにした思い込みに執着しているその時です。
ですから、何かで苦しんでいる時は、どんな思い込みに怖れや不安を感じているのか気付き、執着を手放しましょう。
心に張り付いていた思い込みによる執着の雨雲を手放すと、自由で広がりのある青空が広がります。
【執着を手放す方法】
①執着している何かに幸せがあるのではなく、その執着が苦しみのもとであり、執着を手放した状態に幸せがあることに気付く。
②苦しみのもとになる執着を手放したら、新しい考え方や見方が手に入ると気付く。
③これまでの思い込みや考え方を、新しい考え方や見方に置き換える。
④思い込みによる執着の雨雲を手放し、心が軽くなりスッキリと青空が広がる様子をイメージする。
⑤思い込みによる執着に気付くたびに、意識して①〜④を繰返す。
苦しみのもとになるような執着している思い込みを手放し、心の青空を取り戻すことができますように
詳しくは下記にて紹介しています。
本当の世界平和は、
心の中に育まれたひとりひとりの
「心の平和」によって
築かれるべきものであり、
そのために愛と慈悲の心、
つまり「やさしさと思いやり」が
必要とされているのです。
ダライ・ラマ
【参考】
『心の平和』
ダライ・ラマ14世著 /サンマーク出版
詳しくは下記にて紹介しています。
私が定義してみれば、思いやりや愛情とは、希望、勇気、決心、精神的強さなど、人生で必須のものを生み出す肯定的な感情ということができます。
さらに、仏教にのっとれば、思いやりと愛情は次のように区別することができます。
まず、思いやりとは他者が苦しみから解放されるよう願う気持ちです。
そして、愛情とは他者が幸せを掴むよう望む気持ちです。
それでは、思いやりや愛情を高めることは可能でしょうか。いいかえれば、思いやりなどの精神的特質が増え、怒りや憎悪や嫉妬が減る手段は存在するのでしょうか。
【参考】
『思いやりのある生活』
ダライ・ラマ14世 テンジン・ギャムツォ/著
沼尻由起子/訳
光文社知恵の森文庫
詳しくは下記にて紹介しています。
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